1年生__

たいよう No.60

ココアの卒業



 12月10日(火)に、ココアが無事に卒業しました。朝、子どもたちは「ココアとさようならだ」と、みんなそわそわしていました。それでも、今まで通り、ココアの世話に行き、小屋の中の水を外に出し、ブラッシングをして終わりました。
 卒業式では、牛を連れてきてくださった荻谷さんと飼い主の穂刈さん、牛のことを教えてくださった八木さん、牛糞を肥料に持っていってくださった鴫谷さん、散歩や刈草集めなどお世話を手伝ってくださった上教大支援プロの先生方にお礼の言葉を言いました。荻谷さんは、「牛を6か月(半年)、1年生で育てたことを誇りに思っていいよ。すごいことだよ」と話してくださいました。子どもたちは、話を真剣に聞いていたと思います。「自分たちでココアを育てたんだ」という気持ちがみんなにあることがよく分かりました。



 いよいよココアの体重測定です。吉川小での最後の体重は、249キロでした。来た時の約4倍です。本当に大きくなりました。「愛情をもらって、立派に育っていますね。すごいね」と荻谷さんがおっしゃっていました。そして一人ずつ、「ココア、ありがとう」「いつもありがとう」「ココア元気でね」「ココア牧場でも元気でね」「ココアまたあそぼうね」と、声を掛け、最後にココアをなでました。



 小屋の外に出ると喜んで走り回るココアだったので、きちんとトラックに乗るのか心配をしていましたが、あまり飛び跳ねることなく、静かにトラックに向かいました。そして、いざ乗るときには、やはり嫌がっていましたが、ココアのお尻を二人で押すとどうにかトラックに乗りました。そしてココアは吉川小を出発しました。


2024年12月13日